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鉄則37:SEOを制する者はアクセスアップを制する その④

SEOスパムに対するペナルティとその対策

SEOスパムとは、サーチエンジンのアルゴリズムを逆手にとって、上位表示をさせるテクニックの総称です。

こうした技術の横行を許してしまうと、中身等関係なく、上位表示されてしまうので、利用者としては使いづらくなってしまいます。

もちろんサーチエンジン管理者としても常にこういったテクニックを排除しようとしています。実際にGoogleの「WEBマスターのためのガイドラインSEO スパムに関して」では、ページランクを下げたり、検索結果に反映されないようにするなど、ペナルティを課すとはっきり記述されています。

ほとんどのSEO指南書や指南サイトでは、こうした反則行為を厳しく禁じています。

■ 何がスパムかを判断するのは難しい

ところが各サーチエンジンのスパムの定義は常に変化しているので、現時点でスパムじゃないものが将来スパムと定義されてしまう可能性もありますし、一方、かつてスパムだったものがスパムではなくなるということもあります。

また、上位表示させるためのテクニックをスパムと定義するなら、将来的な事まで視野に含めると、何がスパムで何がスパムでは無いのかを判断するのは、サーチエンジン管理者にも難しいでしょう。

もちろん外部の人間である私たちには不可能です。

という事は意識的にSEOスパムを取り入れるような行為は問題外としても、あまり神経質になってもどうかと思われます。それはともかく、SEOをアクセスアップに取り入れる際には、現段階でSEOスパムと定義できるものを理解しておく必要があるでしょう。

■ 一般的にSEOスパムと定義されている技術は使わない

1. キーワードの羅列

ターゲットとなるキーワードを羅列して、密度を高くするという事はもっとも初歩的なスパムです。一般的には、同一のキーワードが10%以上あるとスパムとなる可能性があります。尚、上位に表示させたいキーワードをメタタグやタイトルタグなどに2回以上記述するとスパム扱いされます。

2. 隠しテキスト

隠しテキストとはユーザーの見た目には不自然で無いように、背景と同じ色か、あるいはそれに近い色を用いて、キーワードを羅列する行為です。キーワードの密度を上げたり、よりたくさんのキーワードでサーチエンジンにかかることを目的としています。

何処のサイトでも良く見かける微笑ましいスパムですが、発覚しやすいだけに見付かると恥ずかしいです。

3. リダイレクト

リダイレクトとは、ユーザーを自分が意図するページへ自動的にジャンプさせる技術です。refreshタグ、JavaScriptのいずれも、リダイレクトはスパムとされます。URLを変更した時の、「このHPは引っ越しました。5秒後に自動的にそちらへジャンプします」と言うアナウンスもスパムと見なされます。

4. ミラーサイト

ミラーサイトとは鏡のように全く同じデザイン、同じ内容のサイトを複数作ることです。SEO指南書には堂々と有効なテクニックとして紹介されていたりしますが、Googleの「WEBマスターのためのガイドライン」にははっきりとスパムと定義されています。

5. リンクファーム

リンクファームとは、ページランクを上げる為に意図的にリンクをしあう事です。注意したいのはリンクファームからリンクが貼られている場合ではなく、自サイトからリンクを貼った場合に参加したと見なされてしまうことです。悪質なSEO業者などが利用しています。

6. クローキング

クローキングとは、サーチエンジンごとにそれぞれで上位表示が出来るように、違うページを用意して、各サーチエンジンのスパイダーに見せ付けると言う難易度の高いスパムです。

Googleでは、表示順位の操作を目的とする、クローキングしているサイトに対して、インデックスから永久に追放する場合があるとアナウンスしています。

最も悪質なスパムですので、絶対にやらないで下さい。

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