豊かさの本質は選択肢があること
●豊かさの本質は選択肢があること
志と出会う際に最も重要なポイントは、「選択肢がある」ということです。
私自身が、ビットバレーで衝撃を受けてから約三ヶ月の間に、色んなことを考え、可能性を探りました。
「今いる会社にい続けるのはぬるま湯ではないか?辞めたほうが良いのではないか?」
「思い切ってデジタルベンチャーでも起こそうか?」
「またインドに戻るのはどうだろう?」…等など。
どうやったら自分が活かせるのかをシミュレーションしたのです。
いろいろな選択肢がありました。
その選択肢がある中から見えてきたのが、先ほど紹介した「自分の師匠の本の海外での出版を推進する」というテーマでした。
つまり「選択肢がないところに選択はない」ということです。最初から「これしかできない」という状態では選択のしようがありません。
豊かさの本質は、単に財産がある、ということではありません。選択肢がいっぱいあること。
だからいろいろな可能性に想いをはせることが、このエクササイズのポイントです。
●運の悪い人は自分のできることを馬鹿にしている
自分が最も活躍できた、その状況、行為を分析して、自分が最も貢献できる機能をみつける。
例えばある営業マンは、私の問いかけに対して「前の会社でパートのおばちゃんを元気付けて盛り上げた、それが一番活躍した部分だと思います」と言いました。
私は「あなたのメイン機能は「人を元気にする」というところにあるのかもしれませんね。
ですから元気付けが必要な人を捜して、その人をサポートしてあげることです」と彼に提案しました。
どんなにありきたりに見えたり、たいしたことに思えないとしても、そこに可能性の芽が隠されているのです。
「運の悪い人は、自分のできることを馬鹿にしている」
これは数万人のカウンセリングを行い、運命転換をしてきた我が師松永修岳の言葉です。
つまり運の悪い人ほど、自分は凄い人間だ、という自負が強くて、自分が貢献できることを「オレはこんなつまらない、くだらないことをやる人間ではない」と思って馬鹿にしているのです
誰から見ても素晴らしい才能なんて、ほとんどの人が持っていません。でもどんな些細なことでも、自分が人に感謝されたり、喜んでもらえたことが自分の可能性を開く扉になったりするのです。
自分が活躍できた場面を書いてください。
そしてそこから導き出された機能を、今必要としている場所や仕事や人はどこにあるのか?
それがあなたの志であり、使命です。
もしすぐに見つからなかったら、自分が人に貢献できる機能を思い描き、味わいながら、「この機能の需要はいったいどこにあるのだろうか?」と問いかけながら寝てください。
朝になったらヒントが浮んでいるかもしれません。
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