人生を掛け算にするには賭けに出ること
●人生を掛け算にするには賭けに出ること
これから行うエクササイズの中で、皆さんは自分にとってかけがえがない人に対して手紙を書くことになります。エクササイズの中では、「その書いた手紙を実際に投函してもしなくても構いません」と指示していますが、「実際に手紙を出してみる」というのもできたら是非やってみて欲しいと思います。
或いはその手紙を相手に向かって読み上げる。
または、「そうした内容の手紙を書いたことを伝える」だけでもかなりの効果があります。
人生を掛け算にするために重要なことは、「賭け」に出ることです。
小さなことでよいから、自分の限界を破ってみる。
これが、昨日と今日と明日を掛け算にするコツです。
私も実際に書いて自分の「恩人」と呼べる人に渡しました。恥ずかしかったですよ。
ここでもう一つ自分らしく生きるためのコツを紹介しましょう。
●恥ずかしいことを、恥ずかしがりながらすること
「恥ずかしさ」というのは何かを隠したいから、見られたくないものがあるから起こる感覚で、それは抑圧があるからだ。
そんな風に考えていた時期が私にもありました。
しかし立川談志がダウンタウンの松本人志について書いている記事を読んで、その考えは変わりました。
談志は「松本はいい。なぜならあいつは照れ屋だ。頭のいい奴ってのは、恥ずかしがり屋だ。だからあいつは見込みがある」と書いていました。
つまり「恥ずかしさ」とは繊細な感受性の表れであり、それは知性がある証拠なのです。
だから、もし意識を活性化させたかったら、自分にとって恥ずかしいことを、意識的に、恥ずかしながら、即ちその恥ずかしい気持ちをしっかり味わいながら、してみるといいでしょう。
私自身、実際に、恥ずかしい気持ちを感じながら、恩人にその手紙を渡したところ、やはりその人と何か通い合うものがありました。何かが伝わるんですね。
また「手紙」という媒体を使うことも、意識に働きかけるひとつの方法です。
ある非常に意識の高い人のHP の中にも、「e-mail の質問は腐っている。封書の質問は非常に意味のあるものが多かった」と書いてありました。伝える媒体、メディアによって、伝わる内容に合う・合わないがあるのだと思います。
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