目が輝くポイントの見つけ方
●「目の色が変わる」仕事が強運を呼びこむ
先に述べた2000年2月2日の「ビット・スタイル」の会場で、ベンチャーの人々の熱い言葉に感動した私は「すごい時代が、今来ているんだ」という強烈な感覚に襲われました。
そしてつくづく思いました。「自分はまだまだ仕事をしていない。目の色が変わるような仕事をしなければ、この時代を生きる意味はない」
この「目の色が変わる」仕事こそ、「志」を持った仕事と言えるでしょう。
そして自分の目の色、つまり輝きに意識を向けることは、人生を意味あるものにするための重要な「秘訣」の一つであり、かつ「強運」を呼びこむための奥義とも言えます。
●「やるか、やらないか」選択に迷った時は自分の目の輝きを見る
数年前に、私は松永師にこんな質問をしました。
私は時折、「これをしたい」「あれをしたい」「あの人に会いたい」「あれが欲しい」といった強烈な衝動に襲われることがあります。
そして、自分ではそれを実行して良いのかどうか、判断がつきません。迷うたびに先生にご質問する事は物理的にも不可能です。何かしら、正しい選択の助けになる方法はないでしょうか。
松永師は次のように答えました。
方法はあります。その衝動がやってきたときに、鏡を見るのです。そして自分の目を見てください。目は古来より「心の窓」と言われてきましたね。その衝動が突き上げてきたとき、あなたの目に輝きを見ることができるかどうか。これが一つの判断基準となります。
実際に、私は実験してみました。
自分が「目の色が変わる仕事に出会いたい」という強烈な思いを持っていた私は、友人に頼んで「自分の目を見て、どんな目の色か教えて欲しい」と依頼したのです。
まず最初に、自分がクリエイティブだと思える目標を心に描いてみました。
そして次に、意識的に、非常にどろどろとした欲望や執着の対象に意識を向けてみました。
すると私の友人は、驚きの声をあげました。
「はっきり、違いが分かります!最初は目が輝いていたけれど、それが今、濁った目に変わった!」
ここで気をつけて欲しいのは「目の色が変わる」ということの意味です。
ただ単に目の色が「変われば」良いのでなく、目が輝きを放つかどうか、がポイントです。
私たちの人生は、何に意識を向けるか、で決まります。
「目の色」つまり「輝き」が変わるのは、私たちが見ているもの、即ち意識を向けているものが、瞳に映し出されるからなのです。
私たちの内側にやって来る「想い」は、ある対象に意識を向ける(見る)ことで、その対象が意識のスクリーンに映し出されているのです。
●大脳のスイッチを発見せよ!
大脳が世界最大のコンピューター以上の情報処理能力を持ったスーパー・コンピューターであることは皆さんもご存知だと思います。
しかし、目の色が変わっていなかったら、即ち目に輝きが宿っていなかったら、あなたの大脳コンピューターにはスイッチが入っていないのと同じです。
ロボットに電源が入っていない状態では目が死んでいますが、電源が入ると途端に目が光を放ち始め、動き出します。
電源が入っていない、スイッチが入っていないロボットと同じ状態であなたが人生を送っているとしたら、これこそ人生最大の損失と言えるでしょう。
このエクササイズを通して、目の色が変わるテーマを発見して下さい。
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